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コラム

エクステリア・外構 リガーデン

植栽で理想のエクステリア空間にするポイント

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庭や建物周辺に配置される植栽は、魅力と実用性を兼ね備えたエクステリアです。美しい景観だけでなく、プライバシーの確保や季節ごとの変化、災害時の安全対策まで考慮された植栽は、生活に癒しと彩りをもたらし、エクステリア空間を一層魅力的にします。植栽を取り入れる際には、目的や植物の特性、配置場所を検討し、エクステリア工事における重要なポイントを押さえることが大切です。

エクステリア工事における植栽の魅力と実用性

植栽は、庭や玄関、塀、建物周辺に植える庭木や草花などを配置し、外構をリフォームする手法をいいます。植栽は景観を美しく整えるだけでなく、門壁や生垣の代わりに配置することで目隠しの役割も果たします。大型商業施設では、屋上に植栽されることもあり、訪れる人に視覚的な楽しみや癒しを提供します。植栽は単なる視覚的要素だけでなく、日常の生活においても好影響をもたらすものであり、同時に災害時の重要な対策としても機能します。災害時には、植栽を活かして避難場所を設け、地震や暴風から身を守るための場所として活用されます。公園や緑地が避難場所に指定される際に、植栽は目印として機能します。さらに、植栽は高層ビルからの落下物を防ぎ、地上にいる人々を保護する役割を果たします。種類によっては火災の発生時には火災の拡大を防ぎ、延焼速度を遅らせる効果も期待されています。

庭や外構を彩る植栽の種類

緑豊かな植物は見る人に穏やかで癒しの印象を与え、心地よい暮らしをもたらします。家の外観に物足りなさを感じたり、さらに華やかに演出したい場合には、エクステリア工事に植栽を取り入れるとよいでしょう。植栽は建物や周辺の景観を一段と引き立て、外観の印象をアップさせる重要な要素となります。

常緑広葉樹

常緑広葉樹は1年を通して少しずつ葉が生え変わる特徴があります。ほかの樹木に比べて葉が一気に散ることがないため、庭のメンテナンスもしやすいです。代表的な常緑広葉樹として、シマトネリコやジョウリョクヤマボウシがあります。シマトネリコは日当たりが良い場所を好みますが、日陰にも植えられるため、空間のアレンジがしやすいのがメリットです。ジョウリョクヤマボウシは水はけが良い場所を好むため、水が必要不可欠ですが、風格のある建物からヨーロピアンテイストの建物まで調和しやすいでしょう。

落葉広葉樹

落葉広葉樹は春から夏に新芽や花を楽しませ、秋には見事な紅葉を見せてくれます。四季折々の変化が楽しめる日本で多く選ばれています。ヤマボウシやハナミズキなどが代表的で、ウッドデッキやテラスなどに配置されることが一般的です。葉が散る特性がありますが、季節の変化を感じさせ、生活に彩りと豊かさをもたらすでしょう。

落針葉樹

一般住宅や歩道、店舗などによく植栽される落針葉樹は、洋風の建物に適しています。樹木のサイズはさまざまで、限られたスペースに小さなものを植えて建物周辺に配置することで、目隠しにもなります。ゴールドクレストやフィリフェラオーレアが人気で、これらは色や樹形のバリエーションが豊富で、理想のイメージに合わせて選ぶことができます。

地被類(グランドカバー)

床面を覆い隠す役割を果たす地被類は、エクステリア工事においても重要な役割を果たします。床を植物で覆うことで、温度上昇を抑え、体感温度の上昇を緩和します。アイビーやシバザクラは地被類としてよく使用され、それぞれ特有の特長を持ちます。アイビーは星型の葉が特徴的で、模様もハート型やカール型などさまざま。シバザクラは初夏に鮮やかなピンク色の花を咲かせ、空間に明るさをもたらします。

多年草・宿根草

一般的な草花は一季節で終わることが多いですが、冬を越せる耐寒性多年草は、寒冷地で選ばれやすいです。クリスマスローズやガザニアは代表的なもので、比較的手頃な価格で入手できることから、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。

エクステリアに植栽を取り入れるメリット

植栽を取り入れたエクステリアは、建物や庭を一層魅力的にし、生活に癒しと彩りを与えることができます。植栽は、建物周りのエクステリア空間に草や木を植えることであり、石や地形の整備とは異なります。エクステリア工事では空間デザインの一環として取り入れられ、同時にプライバシーや防犯面など機能性向上も担っています。植栽が空間にもたらす効果を理解することで、生活の快適性が向上するでしょう。

プライベート空間を保つ

エクステリア工事では、外部からの視線を遮断する手段としてフェンスやブロックが一般的ですが、植栽もメリットがあります。樹木や草花を生垣として活用することで、暖かみのある空間を演出できます。この自然な仕切りは、コンクリートや鉄の垣根よりも温かみがあります。大きな樹木を植えることで、視線を遮り、プライベート空間を守ることができます。また、植物の枝葉や幹による音の吸収効果もあり、防音効果が期待できるため、プライバシーを保ちつつ快適な時間を楽しめます。

真夏の暑さや真冬の風を和らげる

植栽は日差しを遮断する役割があり、エクステリア工事では日陰を作るために採用されることがあります。床面をコンクリートで施工する一般的なエクステリアでは、夏の日差しによる地面の高温化が課題ですが、植栽によって木陰が作られることで照り返しを和らげ、地面の温度上昇を抑える効果が期待できます。樹木の蒸散作用もあり、気温を下げる役割も果たします。これにより、暑い夏を快適に過ごすことができます。同様に、冷たい風を和らげる効果もあり、とくに常緑樹は風を弱める特性があります。

癒しを与える景観

植栽は景観を美しく彩る要素としてエクステリアにおいて重要な役割を果たします。植える植物や配置を工夫することで、開放的で美しい空間を演出できます。緑は癒しを与え、花々の鮮やかな色は疲れやストレスを軽減するとされています。植栽によって、外部の景観が豊かで心地よいものになり、住環境全体が向上します。

ガーデニングを楽しむ

植栽は、美しい景観だけでなくガーデニングの楽しみも提供します。花を咲かせる樹木や草花だけでなく、果実を実らせる植物もあり、これらを育てることで収穫の楽しみが広がります。四季折々の変化を感じ、植物の成長を見守ることで、愛着が湧いてきます。収穫物を調理し、食卓に並べる喜びは、心と暮らしに豊かさをもたらします。

植栽のエクステリア工事を行うポイント

植栽は、エクステリア空間だけでなく、家全体の印象にも大きな影響を与えます。エクステリア業者に依頼する前に考慮すべきポイントを押さえておきましょう。

まず、庭木を植える目的を明確にすることが重要です。植える植物の選択は目的によって異なります。結婚や子どもの誕生を記念するためにシンボルツリーを植えることもあれば、空間をおしゃれにしたいなら花や実を楽しむ樹木が適しています。外部からの視線を遮断したい場合は、枝葉が密集する植物を選ぶとプライベート空間を確保できます。目的に応じてどのような樹木を植えるか、明確にすることが大切です。

植える場所と植物の成長速度にも考慮しましょう。美しい景観を維持するためには手入れの負担を軽減する必要があります。植物によって成長に適した場所が異なるため、植物の特性を理解することが大切です。日当たりや日陰の条件に適した植物を選び、落ち葉が気になる場所には植えないのもひとつの方法です。また、エクステリア工事では確かな技術や実績が求められます。土の掘削や植え付けの際には、適切な深さや条件を考慮する必要があります。

まとめ

エクステリア工事における植栽は、多彩な植物や花々を配置して、空間を鮮やかに演出します。同時に、外部からの視線を遮り、風を遮断し、日差しを調整するなど、生活の快適性向上にも寄与します。植栽の選定や配置はエクステリアにおいて非常に重要といえます。美しい景観を構築するためにデザイン性の高いアイテムを慎重に選びましょう。

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