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エクステリア・外構

デザイン性と機能性を両立!ライフスタイルに合う石選びのポイント

下草・ゴロタ石・天然石・オシャレな外構

石は昔からエクステリアでよく使われる素材で、庭に配置すると、臨場感や重厚感を演出できます。天然素材の石はエクステリアを洗練させるだけでなく、機能性が高い点や耐久性に優れる点も魅力です。バリエーション豊富なのでテイストを問わず取り入れられますが、種類が多いため、ポイントをおさえて選ぶことが大切です。この記事では、石の魅力とエクステリアを洗練させる選び方のポイントをご紹介します。

エクステリアで石を使う魅力とは?

石を上手にエクステリア空間に取り入れることによって、理想の雰囲気を実現できます。たとえば、天然素材の石をエクステリアに使うと、庭がスタイリッシュに仕上がります。配置を工夫することで、立体感やリズム感が生まれ、目でも楽しめるエクステリアになるでしょう。また、照明で石をライトアップすると陰影が生まれ、エクステリアに奥行き感が出ます。雨で石が濡れると、ツヤが出たり色が変わったりするタイプもあるため、水に濡らして質感の変化をみながら選ぶのもよいでしょう。

石は、ひとつとして同じものはなく、形や色、質感のバリエーションが豊富です。異なる種類を組み合わせれば、ほかと被らないオリジナルのエクステリア空間が完成します。石の敷き方や組み方、使う場所によって、和風や洋風、南国風などさまざまなテイストを表現できるのも特徴です。建物の外構や植栽など、ほかのエクステリアとの組み合わせを意識すると、まとまった印象になります。また、石はデザイン性の高さだけでなく、エクステリアの機能性を高める効果もあります。たとえば、地面に敷き詰めると土の面積が減るため、雑草の予防効果が期待できるでしょう。人がよく歩く場所や駐車場に敷くと、水たまりができにくくなるため、雨や雪の日に起こる泥ハネや虫の発生をおさえられます。さらに、砂利は踏むと音が鳴るため、防犯効果を高められる点も魅力です。土留めとしても利用でき、ブロック塀を使うよりも開放的なエクステリア空間に仕上がります。

長い目でみると、石はコストパフォーマンスに優れている素材です。雨や雪が多い富山県では、素材の耐久性は非常に重要なポイントです。耐久性が高いと風雨で劣化しにくいため、半永久的に使用できます。天然素材の石は、時を重ねるとともに空間へと馴染み、落ち着きや心地よさを感じられる空間を演出してくれるでしょう。

ガビオン門柱・オシャレな門柱▷自然石(クールストーン)を詰めたガビオン門柱、ライトアップして朝夕で違う印象◎

エクステリアに使われる石の種類

エクステリアで使用される石は、材質や形、大きさによって多くの種類があります。それぞれの特性を理解しておくと、空間に合う種類の石を選べるでしょう。たとえば、エクステリアに取り入れやすく人気が高い御影石は、硬度が高いため風化しにくく、耐久性に優れています。和洋を問わず取り入れやすく、高級感を演出したい方におすすめです。また、石灰岩の一種である大理石も、上品さがあり人気の素材です。独特で美しいマーブル模様が特徴的で、色のバリエーションも豊富に揃っています。ほかにも、飛び石や屋根材として使われる粘板岩(スレート)や、アプローチの床材として使用される砂岩などがあります。それぞれ耐水性や吸水性に違いがあるため、用途に合わせた石を選ぶことが大切です。近年、とくにエクステリアとしての人気が高まっているのがゴロタ石です。ゴロタ石は水中で揉まれることで、角が取れて少し丸みを帯びたタイプの石を指します。落ち着いた色も揃っていて、建物に馴染みやすい風合いです。

エクステリアでは、小さな石の集まりである砂利が使われるケースも多くみられます。和風庭園で取り入れられる御影砂利や、大理石でできた明るい色の砂利などは、エクステリアのデザイン性を高めてくれるでしょう。積雪の多い富山県では、家の周囲を土のまま残さず砂利敷きにしておくと、泥汚れやぬかるみへの心配が少なくなります。さらに、ピンコロと呼ばれる天然石を玄関周りに使用すると、美しいエクステリアに仕上がります。主に花岡岩などをサイコロ状に加工したもので、ヨーロッパの石畳のような雰囲気が理想の場合に最適な石材です。

和風庭園・イロハモミジ・築山▷和風庭園に合う歩きやすい飛石Φ400を設置したガーデンデザイン。

ライフスタイルに合った石を選ぶポイント

おしゃれで理想的なエクステリアにするためには、建物との統一感や目的にあった機能性の高い石を選ぶ必要があります。石は存在感があるため、エクステリアのテイストを崩さないよう考慮しながら選ぶのがポイントです。

建物の雰囲気に合うデザインで選ぶ

石には多くの種類があり、質感や見た目がそれぞれ異なります。同じ種類でも色のバリエーションによって印象が変わるため、建物と調和するデザインのものを選びましょう。

落ち着きがありクールな印象にしたいならブラックやグレー系、明るくやわらかい空間を目指すならホワイトやイエロー系がおすすめです。ナチュラルさを求める場合は、石に合う植栽の導入も検討しましょう。たとえば、敷石の間に下草を植えたり、少量のゴロタ石をシンボルツリーの足元に並べると、殺風景になりすぎず、エクステリアがまとまりやすいです。

建物がエレガントな印象の場合、エクステリアにも大理石を取り入れ上質な空間をコーディネートすると、統一感が出ます。アプローチや門柱に大理石を使うと、エクステリアの重厚感を増し、よりラグジュアリーな雰囲気を演出できます。エクステリアを和風のテイストに仕上げたい場合は、御影石で作った飛び石をおくのもよいアイディアでしょう。周りに芝生や化粧砂利を敷くと、飛び石が引き立ち、格式高いエクステリア空間に仕上がります。また、大きめの景石を配置し苔などの植栽と合わせると、より和の雰囲気が高まるでしょう。

まずは、理想とするエクステリアの雰囲気を具体的にイメージすることが重要です。デザインの実例をチェックし、好みのエクステリアに取り入れられている石の種類や色、大きさを調査しましょう。門柱やフェンスなど、エクステリアのほかの要素に合うデザインで検討するのもひとつの選び方です。写真だけでは、詳細な質感や色の把握は難しいため、失敗を防ぐためには実物をみて判断することが大切です。

石を使う場所や機能で選ぶ

使用する場所や目的を明確にすることも、石選びにおいて大切なポイントです。石の種類によって持つ機能は異なります。まずは、エクステリアとして石に持たせたい機能を洗い出しましょう。

たとえば、毎日歩く玄関アプローチには、吸水性が高く雨が降っても滑りにくい凹凸のある石がおすすめです。アプローチは家の顔になるため、メンテナンスの手間が少ないものを選ぶと、玄関周りをきれいに保ちやすくなります。ベビーカーや自転車、車椅子で通ることが予想される場合、飛び石よりも乱形石や方形石を平坦に敷き詰めるアプローチが好ましいでしょう。

駐車場に敷く場合は、重さに耐えられる耐久性の高い石が最適です。ピンコロや御影石は駐車場にもよく使われており、カラーバリエーションも豊富です。砂利敷きにする場合は、タイヤの溝にはまらない大きさのものを選ぶとストレスを軽減できます。

富山県では敷地面積が広い家も多いため、ガーデニングスペースでは、ピンコロを花壇の縁取りに使っておしゃれに仕上げたり、大小の石を積み重ねて個性的な花壇を作ったりもできます。石積みの花壇は通気性や水はけに優れ、快適なガーデニング環境になるでしょう。

さらに、エクステリアの防犯性を高めるためには、家の裏など目の届きにくい場所に砂利を敷くと効果的です。家での過ごし方や、家族にとっての利便性を考えながら導入する石を検討するのがポイントです。知識と経験が豊富なエクステリア業者に相談することで、理想の空間作りを丁寧にサポートしてもらえるでしょう。

富山県の気候や風土に適した石材を選ぶ

寒暖差が大きく、冬場の積雪量も多い富山県では、凍害に強く、劣化しにくい石材を選ぶことが外構の基本です。とくにアプローチや玄関まわり、庭の飛び石など、人の動線となる場所では耐久性の高い素材を選ぶことで、見た目の美しさを長く保てるだけでなく、安全性やメンテナンス性にもつながります。

たとえば御影石は、密度が高く吸水率が低いため、寒冷地に非常に適しています。吸水した水分が凍って石の内部から割れてしまう凍結破損は、富山の冬ではとくに注意が必要ですが、御影石であればそうしたリスクを最小限におさえることができます。表面に細かな凹凸があるタイプを選べば、雨雪の日でも滑りにくく、日常使いに安心です。

また、雪かきのしやすさや耐久性も石選びでは重要な視点です。たとえば、平滑で目地の少ない石材は、スコップや除雪機の操作がスムーズになり、冬場の負担を減らせます。一方で、デザイン性を重視して凹凸のある石や天然石を使う場合は、雪かきしないエリアと動線部分を分けて計画するなど、冬を見据えた配置設計が求められます。

富山外構・ゴロタ石・植栽工事・アイストップデザイン▷目隠しパネルと駐車場土間との間の植栽スペースに明るいグレー色のゴロタ石を敷き詰めたデザイン。

石を取り入れたおしゃれなエクステリア例

石をふんだんに取り入れたエクステリアとして近年人気なのが、ロックガーデンです。ロックガーデンとは、敷き詰めた石の間に植栽を植えるスタイルのエクステリアです。ロックガーデンの庭には、5〜20cm程度の大きさのゴロタ石がよく使用されます。テイストを選ばずに取り入れられるため、どのような雰囲気の建物でも導入しやすいのが人気の理由です。使用するゴロタ石の色味によって、エクステリアに与える印象は異なります。

たとえば、和モダンにはブラック系、洋風には白系、リゾート風にしたいならベージュ系を使うのがおすすめです。当社も、ゴロタ石を使ったエクステリアのご依頼を多くいただいており、ガーデンスペースや門柱下などへの施工事例があります。ゴロタ石は小スペースでも取り入れられるため、ちょっとした植栽エリアへの配置も可能です。

また根強い人気があるのが、和の要素を取り入れたエクステリアです。和風テイストのエクステリアは流行りの影響を受けず、幅広い年代の方から愛されるスタイルです。四季の移ろいを感じられる和風の庭園があると、眺めているだけでリラックスでき、エクステリア空間が落ち着いた印象に仕上がります。落ち着いた色のピンコロと砂利を組み合わせて、和モダンなエクステリアにするのもおしゃれです。庭園にも使われることが多いイロハモミジをアクセントとして取り入れると、秋に美しい紅葉を楽しめます。植栽は上手に取り入れることで、目隠しとしても機能します。

カーポート・アプローチ・ピンコロ・富山外構▷花壇の縁取りと駐車場の目地にピンコロ石を使用した和モダン外構デザイン。

まとめ

石を上手に活用すると、デザイン性と機能性の高いエクステリア空間が完成します。耐久性が高く、半永久的につかえる点も石の魅力です。種類やカラーも豊富に揃っているため、建物の雰囲気や求める機能に合った石を選ぶのが大事なポイントです。アイストップデザインでは、石と植栽を組み合わせたエクステリア工事を数多く手がけており、豊富な施工事例をご紹介しています。石を取り入れたエクステリアにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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