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リガーデン

お手入れしやすい庭をリガーデンで手に入れる!人工芝のメリットとは

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芝生の庭は憩いの場所や癒しを提供してくれ、青々とした緑が美しい景観を作り出してくれるメリットがあります。一方で、天然芝で憧れの芝生の庭を作っても、除草作業などの管理が大変で芝生の庭を諦めてしまう人もいます。庭のリフォームであるリガーデンで、天然芝から人工芝の芝生に変えれば大変な作業から開放され、手入れが楽で1年中緑を楽しめる芝生の庭が手に入ります。この記事では、人工芝のメリット・デメリットや、富山県などの雪国で芝生の庭を人工芝で作る際におさえておきたいポイントについて解説します。

人工芝の特徴と種類

人工芝とは天然の芝生に似せて人工的に作った芝生で、ナイロン・ポリエチレン・ポリプロピレン・ウレタンなどの合成樹脂でできています。人工芝には耐水性や耐紫外線性があり、庭など屋外での使用も可能です。水を通すための透水穴が開いている製品もあり、雨や雪が降っても排水してくれるので水が溜まる心配がありません。

人工芝には見た目・色合いなどの違いでさまざまな種類があります。そのひとつに、人工的に見えるものから本物の芝そっくりの「リアル人工芝」と呼ばれるものがあります。リアル人工芝は落ち着いた色合いで、芝の枯れ具合や縮れ具合まで本物そっくりに再現しています。手入れが大変な天然芝の代わりに庭に敷き、メンテナンスを楽にするなどの理由から需要が高まっている人工芝です。

人工芝はベースとなる裏面のシート部分と、シート部分に縫い付けられた芝の葉にあたる部分「パイル」から構成されています。製品によってはパイルの長さや硬さが選べるものがあり、用途によって使い分けられています。たとえば、パイルが短くやわらかいものは、小さい子どもやペットが遊ぶのに向いているほか、人工芝の掃除がしやすい点がメリットです。パイルが長いものはクッション性が高く寝転がってリラックスするのに向いていますが、パイルの根元に入り込んだゴミや砂を取り除きにくいなどのデメリットがあります。芝生の庭を作る目的によって選ぶとよいでしょう。

場所や環境にもよりますが、人工芝の耐用年数は約10年とされています。劣化してきたら人工芝を全面撤去して、新しい人工芝を張り直す工事を行います。安価な人工芝には透水穴が開いていないものや、耐紫外線性が備わっていない場合があり長く保ちにくいので、しっかりした人工芝を選ぶことが大切です。

人工芝で芝生の庭を作るメリット

人工芝で作った庭には手入れがラク、設置場所を選ばない、1年中庭で緑を楽しめる、芝生の上で安心して遊べるなど、多くのメリットがあります。

天然芝より手入れがラク

人工芝は天然芝に比べて、ほとんど手入れが必要ない点が大きなメリットです。天然芝の庭を諦めてしまう原因の多くは、芝生の管理にかかる作業の大変さが理由です。天然芝の美しさを保つには定期的な芝刈り、除草、施肥が必要となり、生育状況によってはほかにも作業が発生することがあります。

芝生の手入れをしなければ芝生が剥げる、庭が雑草だらけになり景観が悪くなるなどの問題が起こります。人工芝を庭に取り入れれば芝刈りも除草作業も必要なくなり、メンテナンスにかかる作業量が圧倒的に減ります。人工芝のメンテナンス作業としては、人工芝に入り込んだ落ち葉やゴミ、砂を除去する作業などがあげられます。道具を使ってゴミや砂を拾う、水で洗い流す、屋外使用可能な掃除機で吸い出すなどの方法で除去すればよいので、天然芝に比べて手入れが非常にスムーズです。

場所を選ばず施工できる

人工芝は場所を選ばず施工できるメリットがあります。人工芝は、合成樹脂で作られている人工物なので、植物が育たない場所でも設置できます。天然芝は植物なので日光を取り入れて光合成を行うため、日当たりのよい場所に植える必要があり、庭の中ならどこでも植えられるわけではありません。日陰に植えれば成長しにくい、軟弱になるなどの問題が起こり、最悪枯れてしまうこともあります。

人工芝なら天然芝を植えられない日陰の場所にも芝生の庭を作れるので、庭の使い道が広がります。たとえば土間コンクリートの場所を芝生にすることも可能です。

1年中庭で緑を楽しめる

人工芝で作った芝生の庭は季節の影響を受けないので、1年を通して庭で気軽に緑を楽しめる点がメリットです。とくに冬に重宝します。富山県などの寒冷地では、天然芝は冬になると枯れてしまいます。寒冷地では寒さに強い日本芝を植えることが多く、日本芝は冬の間は休眠期に入るため春に芽吹くまで枯草色のまま冬を越します。

庭の景色の中に色彩が少なくなるのが寒冷地の冬の特徴です。空は曇天が多く、庭のほかの植栽も落葉樹は葉が落ちて枝だけになり、常緑樹も暗い緑色になります。人工芝で芝生の庭を作れば、色彩が少ない冬場も緑を楽しめるでしょう。

怪我をしにくい・汚れにくい

人工芝で作った芝生の庭は、小さい子どもやペットが転んでも怪我をしにくい、寝転がって遊んでも汚れにくいなどのメリットがあります。コンクリートなどの硬い素材の上では、小さい子どもが転ぶと大きな怪我につながる恐れがありますが、人工芝はやわらかくクッション性に富んでいるため、人工芝で作った芝生の上なら怪我のリスクが小さくなります。

人工芝のやわらかい素材はペットにとっても足腰への負担が少ないので、庭でペットを遊ばせる場所としても最適です。
人工芝の上なら遊んでいても泥や土の跳ね返りで汚れる心配もありません。人工芝の上に積もった雪は土がつかないので、富山県などの積雪のある地域ではきれいな雪で遊べるメリットがあります。

人工芝で芝生の庭を作るデメリット

人工芝には庭への設置費用など初期費用が高い、熱や火に弱いなどのデメリットもあります。しかしデメリットは工夫次第で解決できます。

人工芝で芝生の庭を作る場合、人工芝本体の費用、人工芝を敷く場所の下地を作る整地費用、防草シート代、施工代などがかかり初期費用が高くなる傾向にあります。しかし、人工芝は天然芝に比べるとメンテナンスに費用がかからないので、トータルで見ると人工芝のほうが低コストです。天然芝にも芝刈り機や肥料の購入など初期投資が必要で、さらに定期的な管理のため時間も必要になります。本物の芝生の庭に見えるような高品質な仕上がりにするため、雑草や虫の発生をおさえ耐用年数まで使用するために必要な費用として、人工芝には多くの初期費用がかかります。初期費用がかかる分、のちにかかってくる庭の管理費用と作業時間が天然芝と比べると大幅に少なくなるため、体力的にも金銭的にも余裕ができやすくなるでしょう。

人工芝はポリエチレンなどの合成樹脂で作られているため、熱や火に弱いデメリットがあります。夏の直射日光が当たり続けると人工芝の芝生の上は50℃以上の高温になることもあるため、直射日光にさらされた人工芝の上で小さい子どもやペットを遊ばせるとヤケドをする恐れがあります。直射日光が当たらないようにオーニングなどで日除けをする、遊ぶ前に芝生の上に水を撒いて温度を下げるなどの対策をするとよいでしょう。

人工芝は火に触れると燃える、焦げる、溶けるといった現象が発生するため、人工芝で作った芝生の庭ではバーベキューや花火が楽しめないデメリットもあります。対策としては、防火シートを人工芝の上に引いてからバーベキューをする、芝生とは離れた別の場所にコンクリートなどで火が触れても大丈夫な敷地を作り、そのうえで調理や花火をするなどがあげられます。

雪国で芝生の庭を人工芝で作るときのポイント

富山県などの雪国でも芝生の庭をリガーデンできます。人工芝は雪に埋もれても耐えられ、寒さや雪が原因で品質や耐久性が低下する心配はありません。雪国で庭に人工芝の芝生を取り入れる際には、いくつかポイントをおさえておきましょう。

雪国で芝生の庭を人工芝で作るときには、雪や寒さに強い人工芝を選ぶことが大切です。芝の葉の部分にあたるパイルや人工芝の裏面が、水を弾く素材や寒暖差に対応した素材でできているものを選ぶとよいでしょう。パイルがポリエチレン・ポリプロピレンでできている人工芝は、雪や雨に強いため雪国の庭に適しています。ナイロン製は雪や雨に弱く、庭など屋外での使用は劣化が早いため不向きです。人工芝の裏面の素材がポリウレタン加工のものは、耐久性が高く寒暖差で劣化する心配が少ないため雪国に向いています。雪国の庭への設置を考慮して作られた、冬の低温でも素材が硬くなりにくく人工芝のカットなどの作業効率がよい製品もあります。裏面が合成ゴム製のものは雪国には不向きです。寒暖差でゴムが裂ける、経年劣化でひび割れてくるなどの問題が起こることがあります。透水穴が多く開いている人工芝を選ぶことも大切です。溶けた雪を適度に排出してくれるため、透水穴の有無は、おさえておきたいポイントのひとつといえます。

人工芝の芝生の上に積もった雪を、人工芝を傷めないように適切な方法で除雪することも大切です。数cm程度の雪なら水を撒いて溶かす方法がよいでしょう。10cm以上の積雪なら雪かき用のスコップで除雪します。いきなりスコップを突き刺すと人工芝を傷めてしまうので、はじめにスコップを優しく差し込んで積雪量を確かめます。上から少しずつ雪を取り除いていき、人工芝の大半が見えるようになったら散水ホースで水を撒いて溶かしていきます。芝の根元に入り込んだ雪は水が溶かしてくれるので、残しておいても構いません。水を撒いた人工芝の上は滑りやすくなっているので注意しましょう。

人工芝の上に積もった雪は、溶けるまで自然放置することも可能です。しかし、人工芝の芝生に積もった雪をそのままにしておくと、雪の重みで芝の葉であるパイルが寝た状態のままになってしまうことがあるので、パイルを立たせる作業が必要になります。デッキブラシや熊手などで、パイルが寝ている方向とは逆向きにデッキブラシをかけてパイルを立たせます。積雪の影響以外にも経年でパイルが寝てしまうこともあるので、予防のために定期的にデッキブラシをかけるとよいでしょう。

まとめ

人工芝で作った芝生の庭は天然芝と比べて手入れがしやすくなり、富山県などの雪国では冬でも庭で緑を楽しめるなど多くのメリットがあります。庭に人工芝を設置する作業はDIYでもできますが、高品質な仕上がりには知識と技術が必要になるので、エクステリア業者に施工を依頼するとよいでしょう。アイストップデザインは、人工芝メモリーターフを使った芝生の庭の施工実績を豊富に持ち、高い技術と知識で美しく快適なエクステリアデザインのご提案をしています。人工芝を使った芝生の庭をご検討の方は、ぜひ当社にご相談ください。

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