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プライバシーを守るだけじゃない!目隠しフェンスがもたらす効果とは?

ウッドフェンス・目隠しフェンス・植栽

目隠しフェンスは、快適で安心して過ごせる庭づくりに欠かせないエクステリアです。目隠しフェンスが外部からの視線を遮るため、庭やリビングでの時間をリラックスして過ごせます。目隠しフェンスは、目隠しとしての機能だけでなく、防犯性を高めたり住まいの外観をグレードアップするのにも効果的です。この記事では、目隠しフェンスの種類や目隠しフェンスで得られる暮らしの価値、寒冷地におけるフェンスの役割などについてご紹介します。

目隠しフェンスの役割

目隠しフェンスは、おもにプライバシーを守る目的において、住まいに欠かせないエクステリアです。家で過ごす時間の増加や質の変化に合わせて、庭を活用して楽しむガーデンライフに対する関心が高まっています。ところが、庭を活用したくても外部から敷地内が丸見えでは、リラックスした時間を過ごせません。その問題を解消し、庭を快適な空間にするために役立つのが、目隠しフェンスです。目隠しフェンスは通常のフェンスとは異なり、デザインと高さをいかして視線を遮ります。庭回りや玄関前、隣家との境界など、設置場所はさまざまで、シーンに合わせて選ぶことで庭の機能性を高められます。

プライバシーの保護に加えて、防犯性の向上のためにも目隠しフェンスは有効です。高すぎず適度に視認性があるものを選ぶなど、デザインの選び方に注意すれば不審者の侵入を防止できます。また目隠しフェンスは、住まいの完成度を高めて引き締まった印象を与えます。家は、外構の完成度によって見た目の印象が大きく変わりますが、その役割を目隠しフェンスは担っています。おしゃれさと機能性を兼ね備えたフェンスを選ぶと、洗練された住まいという印象を与えられます。このように、目隠しフェンスは家の安全性・快適性・デザイン性に影響を与え、外構に必要不可欠な要素となっています。

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▷中庭に通気性のよい目隠しフェンスせ設置(LIXIL フェンスAB YS3型 H1800)

目隠しフェンスの種類

目隠しフェンスは、耐久性のある素材選びと設置する目的に合わせたデザイン選びが大切です。目隠しフェンスは、素材の違いで異なる表情をだすことができます。アルミ製の目隠しフェンスは非常に耐久性が優れており、メンテナンスの必要はほぼありません。スタイリッシュな印象を与えるため、モダンテイストの家によく合います。樹脂製のフェンスも耐久性があり、加工しやすくデザインの幅も広いのが特徴です。樹脂は、アルミよりもやわらかい印象になり、どのような家にもマッチしやすい素材でもあります。天然木のフェンスの場合、耐久性で選ぶならウリンなどのハードウッドが最適です。天然素材でありながらメンテナンスフリーで、時間が経つと重厚感のあるおしゃれな色味に変化します。視線を遮りつつ自然光を取り込めるポリカーボネート製のフェンスは、すりガラスのようにぼかしの入った素材で、プライバシー保護と防犯の両立が可能です。

目隠しフェンスはデザインも豊富で、それぞれに異なる機能を備えています。縦格子タイプは、まっすぐに立てた柱を等間隔に並べたデザインで、風が抜けやすく見通しも確保できます。フェンスに対して斜め方向の視線をカットでき、通行人や自転車から見えにくいのがメリットです。縦格子タイプはデザイン性が高く、玄関前などのアクセントとして用いると外構が引き締まります。横板張りタイプの目隠しフェンスは、幅のある板材を隙間を空けて横向きに張ったデザインです。目隠し効果が高く、板の間隔の自由度も高いのが魅力となっています。ルーバータイプは、ブラインドのように板を斜めに張ったフェンスで、目隠し効果が非常に高く通気性も確保できます。またラティスタイプは、板を縦横または斜めに交差させて張ったもので、植栽との相性が非常によいフェンスです。素材とデザインの特性を知ったうえで適切な目隠しフェンスを選ぶと、庭や住まいの機能性をより高めることができます。

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ウッドフェンス 目隠しフェンス タカショー 富山外構
▷オシャレな目隠しウッドフェンス(タカショー タンモクウッド タンモクフェンス H1800)

目隠しフェンスが暮らしにもたらす効果

目隠しフェンスで人目を気にせず過ごすことができれば、暮らし方にもよい変化を生み出します。庭と家の境界があいまいになり、自然を感じやすくなります。庭が身近になれば趣味の幅も広がり、暮らしのなかに新たな価値を感じられるでしょう。

安心感のある暮らしができる

目隠しフェンスで視線を遮るなら、安心してプライベートな時間を過ごせます。カーテンを開け放してもリビングでくつろぐことができ、庭の景色を存分に楽しめます。視線を気にせず気軽に外にでられると、できる楽しみが増えます。たとえば、朝起きてすぐに窓を開けて朝日を浴びたり、デッキテラスにヨガマットをだしてストレッチができるかもしれません。このように目隠しフェンスは、ささやかながらも特別な時間を提供してくれます。

また、隣家が近い場合でも、目隠しフェンスがあると気兼ねなく庭に洗濯物を干せるでしょう。視線を気にして2階のベランダまで干しに行く必要もなくなり、家事動線の改善にもつながります。横板張りやルーバータイプのフェンスであれば、防音効果があるため車の走行音などを緩和できます。静かで落ち着いた雰囲気は、ガーデンライフを快適なものにしてくれます。

防犯性が高まり安心につながる

目隠しフェンスの高さと目隠し効果をいかせば、防犯面でも活躍します。目隠しフェンスを敷地の境界に設置すると、人が不用意に敷地に入ったりごみを捨てられることなどを防止できるでしょう。目隠しフェンスは、敷地内の様子を確認しづらくなるため、不審者に侵入しにくいと感じさせるうえに、高さがあることで物理的な侵入を抑制できます。

目隠しフェンスを防犯対策として有効活用するためには、プライバシーの確保と視認性のバランスが重要です。不審者に隠れる隙を与えないよう、適度に見通せるデザインを選べば、プライバシーの保護と防犯性を両立できます。事前に、フェンスを設置する場所をさまざまな角度から観察し、過度に隠しすぎないフェンスを選ぶことが大切です。フェンスの目隠し度合いは、快適に過ごせる最低限に設定し、高さは1.8〜2.0メートルにおさえましょう。

満足度と資産価値が上がる

目隠しフェンスは、そのデザイン性の高さから、家の外観をおしゃれに見せることができます。おしゃれな外観は住まいの満足度を高め、家に対する愛着も深まります。モダンな印象の家にはアルミカラー、ナチュラルな家には木目調というように、家の雰囲気やテイストに合わせてデザインやカラーを選べるのも、目隠しフェンスの魅力です。

住居との調和がとれた外構デザインは、住まい全体の完成度を高め、見る人の第一印象をよくします。住む人の満足度を満たし、住んでみたいと思われるような魅力的な住まいには、高い資産価値があります。さらに目隠しフェンスは、建物を風や直射日光から守るために重要なエクステリアでもあります。目隠しフェンスで家を守ることで、将来売却する可能性も考慮した、資産としての住まいづくりが可能になります。

庭の活用方法が広がる

目隠しフェンスで庭がプライベートな空間になれば、庭の可能性が広がり、日々の暮らしが豊かになります。友人との食事会も気兼ねなく楽しめるほか、猛暑の夏でも安心して子どもやペットを外で遊ばせられます。日あたりがよすぎると活用しづらい庭も、目隠しフェンスがあればいかせます。ウッドデッキの周りを目隠しフェンスで囲うなどしてパーゴラを設置し、上部に開閉式のシェードを取りつければ、居心地のよい空間になります。

また、狭い庭をガーデニングや家庭菜園などの趣味の場として利用したい場合にも、目隠しフェンスを活用できます。プランターを掛けられるタイプやプランターと一体型のフェンスを選べば、ガーデニングスペースとして省スペースで趣味を楽しめます。庭の可能性が広がれば、季節を問わず庭にでる機会が増えるでしょう。

植栽や石材をいかせる

目隠しフェンスはデザイン性が高いため、植栽や自然石といった素材のよさを引き立て、庭を素敵に演出できます。目隠しフェンスを設置すると、少ない植栽でも映えやすく、メリハリのある魅力的な空間をつくり出せます。目隠しフェンスの足元をオープンにしてそこに植栽を配置すれば、圧迫感の緩和につながり、風通しのよい環境で植物を育てられます。おしゃれなフェンスと植栽の組み合わせは美しく、街の景観にも貢献できるでしょう。

植栽の足元にゴロタ石や割栗石などの石材をプラスすれば、よりナチュラルで個性的な庭になります。フェンスと植栽や石材をバランスよく配置すると、奥行きがでて庭が広く感じられる効果もあります。夜間、目隠しフェンスを背景にした植栽に照明をあてれば、フェンスに植物のシルエットが浮かび上がり、アートのような美しい庭を演出できます。

寒冷地における目隠しフェンスの役割と注意点

富山県などの雪国において、目隠しフェンスは冬季の防雪の役割を果たす重要なエクステリアです。除雪車が通過する道路に面している家では、敷地の境界にフェンスを設置することで、除雪した雪の影響をまともに受けずに済みます。隣家との境界にフェンスがあれば、屋根から落ちた雪が隣家に侵入することも防止できます。フェンスにより敷地の境界がわかりやすくなるため、雪かきの際の目安となり、隣人とのトラブルも未然に防げるでしょう。

富山県は、日本海側の気候に属し、冬季には季節風の影響を受けることも多い地域です。庭回りに目隠しフェンスを設置すれば、大切な植栽やほかのエクステリアを風の被害から守ることができます。雪国でフェンスをいかすには、フェンス自体の耐久性はもちろん、凍結震度を考慮した基礎工事やフェンスの支柱の間隔を短くするなど、雪国仕様の施工方法が求められます。

ほかにも、フェンスの周りに雪を溜めすぎないことが大切です。フェンスの上部に積もった雪の重みは、フェンスに対してそれほど影響を及ぼしません。しかし、フェンスが雪で埋もれるほど雪を放置してしまうと、雪解けの際にフェンス周りと上部の雪が一体化して、フェンスに大きな負荷がかかり破損する恐れがあります。そのため、フェンス周りの雪はこまめに除去するか、隙間をつくって雪を一体化させないような対策が必要です。寒冷地では、風や雪に強い目隠しフェンスの選定と、雪国に合った適切な施工が安全な庭づくりを叶えます。フェンスなどの大型のエクステリア設置の際は、知識と実績の豊富なエクステリアの専門業者に相談しましょう。

富山外構・ゴロタ石・植栽工事・アイストップデザイン
▷縦格子の目隠しパネルと下草・ゴロタ石を組み合わせたオシャレな空間

まとめ

目隠しフェンスによって視線を気にせず過ごせる安心感は、庭の使い方の自由度を広げ、新たな住まいの楽しみ方を見つけられます。シーンに適したデザインや高さの目隠しフェンスを選び、その土地に合った確実な施工方法で設置しましょう。アイストップ・デザインでは、目隠しフェンスを活用したおしゃれなエクステリアの施工事例が多くあります。庭の可能性を広げるフェンスの設置をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。

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