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エクステリア・外構

あとで考えるでは遅い?エクステリア工事を後回しにする注意点とは

富山外構・エクステリア・アイストップデザイン

家を新築するとき、間取りやインテリアにはこだわる一方で、エクステリアに関しては後回しにする人が多い傾向にあります。しかし、エクステリアは家のなかと外をつなぐ重要な役割を担っているため、工事を後回しに考えていると、新生活でストレスを感じることにもなりかねません。この記事では、エクステリア工事を後回しにする落とし穴やエクステリア工事のベストな時期、寒冷地におけるエクステリア工事の注意点をご紹介します。

住まいを豊かにするエクステリアの重要性

エクステリアとは、家の外部の空間のことを指しており、門や玄関アプローチ、カーポート、庭、植栽、フェンスなどさまざまな要素で構成されています。家を新築するときは、生活に直結する家のなかの計画だけに注目してしまい、外構は後回しにしがちです。しかし、外部と接しているエクステリアだからこそ、プライバシー保護や防犯性を高め、歩きやすさや見通しのよさといった安全面にも留意すべきでしょう。また車の出し入れのしやすさや庭で快適に過ごせるかどうかなど、エクステリアはライフスタイルとも密接に関わっています。

エクステリアを考えるうえでもっとも重要なのはレイアウトで、生活に支障のないように動線を綿密に計画する必要があります。またそれだけでなく、エクステリアは見せ方も大切です。玄関アプローチ、フェンスといった要素をバランスよく配置してはじめて、統一感のある素敵な佇まいになり、街の景観にも影響を与えます。

このように、エクステリアは動線や見せ方、配置が重要なため、本来は家のプランニングと同時進行で決めていくべきものです。「家が完成してから考えよう」と後回しにしていると、新居に引っ越してからの忙しい時期に不便さを感じるかもしれません。また、じっくり考える時間がなく、中途半端なデザインになってしまう可能性もあります。エクステリアの重要性を理解し、住居の設計段階で外構もしっかり検討することが、理想の住まいづくりにつながるのです。
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エクステリア工事を後回しにする際の注意点

エクステリア工事を後回しにしてしまうと、新居での生活でストレスを感じることがあります。エクステリアについて関心が薄かったり、住居プランの段階であまり話題に上がらないと、住んでみてはじめてその重要性に気づく場合も多いでしょう。家を新築する際は、エクステリアを後回しにすることで起こりうるリスクを、あらかじめ知っておくことが大切です。

新居での生活に支障が生じる

家のなかさえ整っていれば便利な生活が送れると思いがちですが、エクステリア工事を後回しにすることで、思わぬ支障が生じることがあります。たとえば、ポストや宅配ボックス、表札、インターホンがなければ、大事な郵便物を受け取れないことがあるほか、来客にも対応しづらいでしょう。またエクステリア工事を後回しにしていると、地面を舗装していない状態でしばらく過ごすことになります。そうすると、段差で歩きにくいうえ、土壌の排水性が悪ければ雨で水浸しになってどろ跳ねしやすくなり、家や車が汚れてしまいます。

駐車スペースも、舗装されていないと車の出し入れがしにくく不便に感じるでしょう。駐車スペースの整備を後回しにしていて入居後にコンクリート舗装をする場合、コンクリートに強度が出て使用できる状態になるまで日数がかかります。その間は別の場所を借りて駐車しなければならず、余計な出費も発生します。このようにエクステリアを後回しにするとさまざまな不便が生じるため、建物の設計と並行して早めに決めましょう。

家の見栄えに影響する

せっかく新築でおしゃれな家を建てても、エクステリアが未完成では中途半端な印象になってしまいます。アプローチが舗装されず土がむき出しのままでは、いずれ雑草も生えてきて見栄えが悪くなり、草むしりという余計な作業も発生します。また門回りや玄関アプローチは、建物とマッチしていないと魅力を十分引き出すことができません。たとえば見せたくない室外機や給湯器などの設備機器は、家の設計段階では調整できても、後回しにしたために位置を変えられない可能性もあります。外壁のデザインにこだわっても、エクステリアを後回しにしてしまうと台無しになりかねません。

たとえば、エクステリアにシンボルツリーを植える場合、あらかじめ室内からの見え方や動線を考えておかないと、希望の場所に植えられない可能性があります。このようにエクステリアは家のなかと無関係とはいえず、外観とも合わせる必要があるため、住居部分の計画と並行してレイアウトやテイストを決めていく必要があります。「エクステリアは後回し」という認識を捨て、外から「見られる」という意識を持ってデザインすることが大切です。

プライバシーや安全面の不安

エクステリア工事を後回しにしていると、庭や玄関周りが丸見えの状態になるため、人目が気になるといった悩みが出てきます。また敷地の境界線があいまいで、不用意に人が立ち入ったり、ペットや子どもがうっかり道路に出てしまったりするという危険性も高まります。プライバシー保護や安全・防犯対策としては、目隠しフェンスの設置が有効です。しかし、フェンスの検討を後回しにしてしまうと、希望のデザインや高さ、設置位置を叶えられないかもしれません。フェンスを隣家との間に設置する場合、境界を明確にして隣家の土地にはみ出さないようにすることでトラブルを防ぎます。

また、周りをフェンスや塀で囲うクローズド外構にしたくても、隣家の日照や圧迫感の関係で希望のフェンスを設置できない恐れもあります。建物の設計段階でフェンスを設置したい旨を伝えておくと、境界を確認したりフェンスの設置も考慮したプランニングができます。また建築工事が進行中の段階で外構業者と打ち合わせをすることで、より最適なエクステリアをデザインできるでしょう。フェンスの設置が決まっている場合は、前もって隣家にフェンスを立てる目的を伝え、了承を得ておく必要があります。

不要な出費や手間がかかる

エクステリア工事を後回しにすることで、余計に費用がかかってしまう場合があります。たとえば、外構を後回しにしたまま建物が完成し、そのあとでカーポートを作りたいと思った場合、柱を支える基礎工事が必要になるため、地面を掘削しなければなりません。このとき、もし下に排水管やガス管などの配管がある場合は、カーポートを設置できないのです。配管が干渉しないようカーポートの位置をずらすか、配管からやり直しになる可能性もあり、余計な工事とお金が発生してしまいます。

それに加え、カーポートなどの大規模なエクステリア工事は、新築工事の際に決まっていれば一度に建築確認申請ができます。しかし、後回しにすれば別途申請が必要となり、余計な費用と二重の手間がかかってしまうことにも注意が必要です。また、エクステリア工事を後回しにすると、金利の低い住宅ローンに組み込めず、あとから別のローンを組まなければならないというケースもあります。エクステリア工事の費用を住宅ローンで支払う予定であれば、早めに検討しておきましょう。
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エクステリア工事を依頼するベストな時期

エクステリア工事は、引き渡し日から起算して計画的に進めていくことが大切です。このとき、エクステリア工事の契約に至るまでの流れを知っておくと、余裕を持った計画を立てることができます。エクステリア工事は、イメージ作りや予算決めをしてから業者の選定を行い、見積り依頼、契約、着工というおおまかな流れがあります。まず、新築工事の契約前などできるだけ早い段階で、予算の確保やイメージづくりをしておくことが大切です。建物が着工しだすと決めることが多くなるため、どうしてもエクステリアを考えるのが後回しになってしまう場合があります。引き渡し日の3~6ヶ月前くらいから、考えはじめるとよいでしょう。

予算やイメージが固まったら、次にエクステリア工事の業者を選び、見積り依頼を行います。見積り依頼が早すぎると正確な算定ができないため、設計図が完成したタイミングで選定をはじめ、引き渡し日の2~3ヶ月前までを目安に依頼するのがよいでしょう。エクステリア業者は、自分のイメージに合うエクステリアの実績があるかチェックしたり、イベントなどに参加して選定することができます。

エクステリア業者が決まったら、いよいよ契約です。基礎工事が完了する頃で、建築工事が完了する1~2ヶ月前くらいまでに契約できるとよいでしょう。基礎ができ上がっていれば建物の範囲がはっきりするので、現地調査や具体的な打ち合わせがしやすく、エクステリアのプランも立てやすいです。建築工事完了まで1ヶ月を切ってしまうと、打ち合わせの時間が足りず、認識のずれからトラブルにつながる恐れがあります。このようにエクステリア工事は、検討から引き渡しまで時間がかかるため、後回しにしないほうがよいといえるでしょう。
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積雪地こそエクステリアの後回しは避ける

富山県などの寒冷地では、エクステリアにおける冬の積雪対策が生活の安全性を左右します。寒冷地では、冬の積雪などで工事がストップしてしまう可能性もあり、エクステリア工事を後回しにしてしまうと不便な生活を長期間強いられることにもなりかねません。雪国でのエクステリアでもっとも重視すべき点は、車の雪対策と雪かきのしやすさです。まずカーポートの設置は必須で、耐久性とその設置場所も重要なポイントとなります。

カーポートの設置場所は、住居の屋根からある程度離しておく必要があるため、駐車スペースにその分のスペースを設けます。積雪に強いカーポートでも、住居の屋根から落ちてくる雪の塊が直撃すると、破損してしまうことがあるからです。建物が完成してからカーポートの検討をはじめると、十分なスペースを確保できず設置できない可能性も生じます。そのため、雪国のカーポートの設置は後回しにせず、建物のプランを立てる段階で検討しておきましょう。

また、よく通る玄関アプローチや駐車スペースの前面部分は、凍結によるスリップや頻繁な雪かきの必要性を念頭におく必要があります。凍結防止効果のある舗装をしたり透水性の高い舗装材を使用するといった方法で、これらのリスクを回避するのも重要です。積雪が多い地域では雪で地面が見えなくなるため、玄関アプローチなどのエクステリアには段差を作らないほうが安心です。また、積雪で道路や隣家との境界がわかりづらくなると、除雪した雪が隣家に侵入してトラブルになる恐れもあります。そのための対策として、フェンスや塀などを設置して、境界を明確にすることができます。
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まとめ

エクステリアは、室内と同じく生活と密接に関わる大切な要素です。エクステリアを後回しにせず、家や街とのつながりを意識しながら新築工事と並行して決めていくことで、より満足度の高い生活を実現できます。アイストップ・デザインは、暮らしの質を高めるエクステリアデザインを得意としています。新築工事との連携も密に取りつつ、新居での生活を気持ちよく送れるご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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