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エクステリア・外構

プライバシーを守り防犯性を高める!外構デザインのポイントや活用法

富山外構 オシャレ 和モダン プライバシーを守る

家の外構をデザインするときは、見栄えや利便性のほかに防犯性も意識する必要があります。プライバシーが守られ、かつ侵入されにくい外構デザインは住む人に安らぎを与え、家のなかや外でも安心して過ごせます。防犯性の高い外構デザインは周りの環境もよくし、地域全体での防犯意識の向上にもつながります。この記事では、防犯性を高める外構デザインのポイントや防犯効果を高めるエクステリアアイテムの活用方法をご紹介します。

外構デザインと防犯性の深い関係

外構デザインは、庭や玄関周りなど、家の外部におけるデザインのことで、家の第一印象を左右するだけでなく防犯面でも非常に重要な役割を担っています。家の防犯性を考えるときに一番大切なのは、狙われにくくすることです。不審者に狙われやすい家は、外構デザインに問題がある場合も多く、侵入のしやすさや死角の多さがその大きな原因となります。防犯性を考慮していない外構デザインは、庭や玄関など外部への意識が手薄になりがちで、知らないうちに個人情報や留守の時間帯を把握されてしまうことにもなりかねません。外構は家の顔であるとともに、家を守るバリアのような存在です。家に侵入されにくくするためには、外構を防犯性の高いデザインにすることが必要不可欠となります。

とはいえ、閉鎖的な外構デザインや防犯カメラの設置だけが、防犯性を高めるわけではありません。ライフスタイルに合った心地よい外構をデザインするなかで、防犯性を高める要素を散りばめていくことが大切です。防犯性を意識するあまり殺風景で味気のない外構デザインになってしまっては、理想の生活を叶えられません。外構は、家と外との中間にあり、地域とつながる部分でもあります。素敵な外構デザインが地域住民の目に留まれば、玄関先や庭先での立ち話しが弾み、人目を嫌う不審者を遠ざける効果も期待できます。このように防犯性と外構デザインには密接な関係があり、結果として地域での防犯意識を高めることにもつながります。

植栽工事・目隠しフェンス
▷植栽や格子パネルを玄関前に施工してナチュラルで圧迫感のない目隠しデザイン

防犯性を高める外構デザインのポイント

外構デザインで防犯性を高めるために、物理的に侵入させない方法や心理的に遠ざける方法があります。またそれ以外に、プライバシーの確保も忘れてはならない重要な要素です。これらをバランスよく組み合わせた防犯対策をするなら、より質の高い外構デザインを実現できるでしょう。

敷地内へ侵入させない

まず、不審者が家や敷地内に侵入できないような外構デザインで、防犯性を高めましょう。敷地内への侵入を防ぐためには、門やフェンスを設置したりカーポートにシャッターを導入するなど、物理的に侵入を防ぐのが効果的です。フェンスを設置した外構デザインは、侵入経路を遮断するだけでなく、敷地の境界を明確にする効果もあり、不用意に入ってはいけない土地だと認識させられます。犯罪者は侵入しやすい家を狙うため、簡単に乗り越えられないフェンスがあると、それだけで侵入を諦める可能性が高まります。

また家への侵入を防ぐために、屋外収納や室外機など足場になりそうなものを、窓の直下に設置しないなどの対策もしておきましょう。屋根つきのカーポートや駐輪スペースなどがある場合は、足場とならないよう建物から離して設置するといった配慮が必要になります。また、見落としがちなのが、隣家との間に狭い通路がある場合の防犯性です。狭い通路は人目につきにくいため、死角になるものや足場になりそうなものを置かず、常にすっきりさせておきましょう。必要に応じて門扉を設置することで、より安全性が確保できます。

見通しをよくする

人目につきやすい外構デザインで防犯性を高め、心理的に不審者を寄せつけない方法もあります。たとえば、外構スタイルのひとつであるオープン外構は、塀などで周囲を囲わないので防犯性が低いように思われがちです。しかし実は、死角が少ないことで不審者が侵入しづらい構造となっています。こだわった外構デザインを見せることで、外への注意が向いているというアピールにもなり、犯罪の抑止力となるでしょう。

完全にオープンにしてしまうのが心配な場合、必要な部分のみフェンスや塀を設置するセミクローズド外構もあります。プライバシーはしっかり守りつつ適度な見通しを確保できるため、ライフスタイルに合った外構デザインを実現しやすいスタイルです。一方で、周囲を塀やフェンスで囲うクローズド外構は、侵入の隙を与えないという面ではよいのですが、1度侵入されると周囲から見えにくく不審者に隠れる隙を与えてしまいます。クローズド外構を採用する場合は、フェンスや塀のデザインを工夫して見通しを十分確保することで、防犯性を高められます。

プライバシーを守る

目隠し効果のあるフェンスは、侵入のしにくさとプライバシー保護を兼ね備えており、防犯性の高い外構をデザインできるエクステリアのひとつです。おしゃれなものも多く、家全体の統一感を意識すれば、より外構のデザイン性を高めることができます。過度な目隠しは死角が多くなり防犯効果が薄れてしまうため、バランスを考えてデザインや高さを選びましょう。縦格子タイプのフェンスは、見通しを確保しつつ通行人からの視線を遮ることができるため、玄関周りにおすすめです。和洋問わず外観が洗練された印象になり、どのような外構にも合わせやすいデザインとなります。

フェンスは外構デザインの印象に大きく影響を与えるので、閉塞感や圧迫感が出ないよう家の外観や植栽などのバランスを見ながら、トータルで考えることが大切です。また生け垣にも、侵入防止やプライバシー保護の効果があります。使用する植栽やエクステリアとの組み合わせによって和風にも洋風にもなり、好みの外構をデザインできます。生け垣は、伸びすぎると見栄えに影響するため定期的な手入れが必要ですが、フェンスや塀などと組み合わせればその負担を軽減できるでしょう。

外構を美しく保つ

庭や玄関周りをきれいに整え外構を美しく保つことによっても、防犯性を高められます。草が生い茂って庭木の手入れがされていないような家は、セキュリティーが手薄だと判断され、空き巣や不審者に狙われやすい傾向にあります。雑草は、不審者の格好の隠れ場所となる恐れがあるため、こまめに除草するか、手入れがあまりできない場合は雑草が生えないような外構デザインを検討しましょう。たとえば、人工芝やタイル敷きをメインにして、管理できる範囲だけ植栽エリアにしたり、敷石を敷いて隙間におしゃれな砂利を敷けば、雑草が生えにくくなります。

植栽も、手間のかからないリーフ系やグランドカバーなどを選べば、管理がしやすいでしょう。舗装と植栽の組み合わせで外構のデザイン性が高まり、手入れの行き届いた庭だという印象を与えられます。外構を整えたり美しくデザインすることで、自然と人の目に留まりやすくなり、近隣住民とのコミュニケーションが生まれて、不審者に狙われにくくなります。

目隠しフェンスと植栽
▷フェンスの手前に低木も合わせて、より自然かつ侵入しづらい印象のデザイン

外構デザインの防犯性を高めるエクステリア活用法

侵入のしにくさや見通しのよさといった外構デザインのポイントを踏まえたうえで、さらに防犯性の高いエクステリアアイテムを用いると、より安心安全な暮らしを実現できます。外構デザインを彩るエクステリアアイテムには、防犯機能を備えているものが多くあり、使い方次第でおしゃれに防犯性を高められます。

夜間照明

不審者に狙われやすい夜間は、照明を利用した外構デザインで暗がりをつくらない工夫をしましょう。照明の設置場所は、侵入経路となりやすい玄関周りや勝手口、掃き出し窓付近や駐車スペースなどがおすすめです。とくに、家の顔でもある玄関アプローチは、照明を設置することで夜間でも人目につきやすくなり、敷地内に不審者が侵入するのを防げるでしょう。たとえば、スポットライトでシンボルツリーをライトアップしたり、ウォールライトで壁面を美しく引き立てたりすれば、夜間でも人の目を引く外構をデザインできます。

また暗くなりやすいカーポートも、照明を用いた外構デザインで防犯性を高めることができます。侵入経路に人感センサーライトを設置すれば、不審者を威嚇できます。また夜間は、常時ライトアップすることでラグジュアリー感が増し、防犯意識の高さを印象づけられます。駐車スペースが明るくなると、夜間の視認性が高まり駐車がしやすくなるのもうれしいポイントです。照明は、外構を美しくデザインしながら防犯性や安全性を高められるので、積極的に活用しましょう。

防犯砂利

防犯砂利は、踏むと大きな音が鳴ることで、防犯性を高めるエクステリアです。頻繁に通るところに敷くと、音がストレスに感じたり近所迷惑になる場合もあるため、隣家との間の通路など居住者があまり通らないところに敷くとよいでしょう。また防犯砂利は、目のつくところに敷いておくだけでも、防犯効果があります。たとえば、植栽の根元にアクセントとして敷いたり敷石の隙間に敷くなど、外構デザインの演出に使用しておくだけでも、防犯対策がしっかりされている印象を与えられます。

防犯砂利は美観を保つためにも有効で、どろ跳ね防止効果があるほか、防草シートと組み合わせることで雑草対策にもなるため、美しい外構デザインを維持できます。素材の種類やカラーバリエーションも豊富なので、家の雰囲気に合わせてカラーや素材を選べば、おしゃれな外構をデザインできます。

ポスト回り

プライバシー保護の観点から、ポストの防犯性も高めておきましょう。中身が簡単に見られないよう鍵つきポストにしたり、郵便物をこまめに回収するよう意識しておくことができます。郵便物がたまっているのを確認されてしまうと、留守にしがちだと思われて狙われやすくなってしまいます。また無関係な人が敷地内に入らないよう、ポストやインターホンはなるべく門の外もしくは玄関ポーチ付近に設置するのがおすすめです。

ポストの種類には、壁つけ型や埋め込み型、独立型などがありますが、独立型は場所を選ばないため、外構デザインの見せ場として好きな場所に設置できます。たとえば、レトロな雰囲気の家のポーチ付近にアクセントとして赤い独立型のポストを設置すれば、印象的な外観になります。また、玄関ドアやと同色のポストを設置すれば、外構デザインに統一感を出せるでしょう。さらに植栽や照明と組み合わせることで人目を惹き、見せる防犯対策になります。

おしゃれなアプローチ 植栽 照明 ポールライト ゴロタ石
▷アプローチ廻りにポールライトを設置し、オシャレで生活もしやすく防犯にも有効なデザイン

積雪地での防犯性を高める外構デザイン

富山県などの積雪地では、冬場の積雪によって起こりうるリスクを踏まえて防犯性や外構デザインを考える必要があります。積雪や除雪した雪が高く積み上げられていると、それが足場となり窓からの侵入が簡単にできてしまいます。雪が積もっていることで視界も悪くなり、思わぬ死角を生み出す恐れもあるため、雪下ろしや雪かきの際は、建物の近くに雪を積み上げないなどの配慮が欠かせません。また雪下ろしに使用する梯子は、侵入の手助けとなりうるので、出しっぱなしにしないよう注意が必要です。防犯砂利を敷く場合、通常であれば問題ないのですが、積雪時には雪が音を吸収するため、防犯効果が著しく低下してしまいます。冬は、防犯砂利が機能しない可能性も考慮して、人感センサーライトなどの併用も考えましょう。

このように、積雪時はひとたび敷地内に入られると空き巣や不審者にとって好都合な環境になりやすいため、敷地に入らせないような外構デザインにすることが大切です。たとえば、防犯カメラを敷地に接しているカーポートに設置したり、人感センサーつきのライトで明るく照らせば、不審者が侵入しづらい状況をつくれます。防犯カメラは、雪に埋もれたり雪が付着したりして正常に撮影できない場合もあるため、こまめに雪を取り除きましょう。また積雪地域では、積雪や除雪により敷地の境界があいまいになりがちです。敷地の境界が不明瞭だと不審者が侵入しやすい環境をつくってしまうため、フェンスや門扉を活用して敷地の境界をはっきりさせておきましょう。

まとめ

外構デザインは、見た目だけでなく防犯性も兼ね備えていることが求められます。侵入しにくく美しい外構デザインをつくるなら、心理的に犯罪の抑止力になるため、人目を利用した防犯対策も行っていきましょう。アイストップ・デザインでは、人目を惹くようなおしゃれな外構デザインを得意としています。ご希望の外構デザインを実現しつつ、ライフスタイルに合った防犯対策の提案も行いますので、お気軽にお問い合わせください。

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