プライベートなエクステリア空間を作れるクローズドガーデン!外構デザインのポイントは?

家族だけでゆったりした時間を過ごしたい、外部からの目線を気にしたくないという方には、クローズドガーデンがおすすめです。クローズドガーデンは家の周りをフェンスでしっかり囲んでいるため、防犯面でも安心でき、子ども達の安全をしっかり守れます。デザインの自由度も高く、理想のエクステリアスタイルを実現しやすいのが特徴です。この記事では、クローズドガーデンの魅力やポイント、デザイン例をご紹介します。
クローズドガーデンとは?
クローズドガーデンとは、家の周囲をフェンスや門扉で囲ったエクステリアデザインのことを指します。外からの視線を気にせずに、自分たちだけの特別なエクステリア空間を作りたい人に最適なスタイルです。目線以上のフェンスを設置するのが、クローズドガーデンの特徴で、道路や隣接する土地との境界を明確にできます。開放的な空間が特徴のオープンガーデンとは、反対の性質を持ったエクステリア設計です。使える土地が広い場合は、敷地を囲むことで防犯面での安心感を得られます。住宅が密集している地域でも、周囲からの騒音を避けた静かなエクステリア空間を実現できるでしょう。
フェンスには木製や金属製のほか、植物を利用したナチュラルなデザインなど、さまざまな選択肢があります。 門扉もシンプルなものから装飾性の高いものまであり、家の雰囲気や好みに合わせてカスタマイズ可能です。エクステリアの専門家と相談しながら計画を進めることで、オリジナルの空間に仕上げられます。
一方で、クローズドガーデンは外周全体にエクステリアを設置するため、ある程度コストがかかる外構スタイルといえます。予算に余裕がある場合に、検討されやすいエクステリアデザインといえるでしょう。クローズドガーデンを採用することで、外構に重厚感を持たせられます。
クローズドガーデンの魅力
クローズドガーデンの魅力は、周囲からの視線を避けてプライバシーを確保できることや、防犯面においても安全なエクステリア空間を作りやすいことです。子どもやペットと一緒に、家族だけのリラックスタイムを楽しめます。またクローズドガーデンはデザインを自由に設計しやすいため、エクステリアを自分好みに整えやすいのも魅力のひとつです。
プライバシーが守られやすい
クローズドガーデンの最大の魅力は、エクステリア内のプライバシーがしっかりと守られる点にあります。塀で周囲を囲むことで通行人からの視線を防ぎ、道路から家のなかが見えづらくなるため、安心して過ごせるでしょう。高さのあるエクステリアを設置すれば、庭を完全なプライベート空間として活用できます。部屋着のまま少し庭に出てお茶を楽しんだり、日向ぼっこをしたりと、近所の目を気にせず静かにくつろげるのも魅力です。
クローズドガーデンは、庭でのホームパーティーやバーベキューを楽しみたい家族にとっても理想的なエクステリア設計といえるでしょう。外でのイベントは開放感から盛り上がりがちですが、注意しないと近隣との騒音トラブルに発展するケースがあります。隣の家との付き合いは長く続くものなので、関係性の悪化は避けたいところです。住宅密集地でもエクステリアとして仕切りがあることによって、話し声や煙も近隣に届きにくくなり、トラブルを防ぐ効果が期待できます。また、大きな道路に面している敷地であれば、フェンスが走行音や排気ガスへの対策になるのもメリットです。
防犯面でも安全である
クローズドガーデンは、防犯面においても安全なエクステリアデザインです。全てに目を配るのが難しい広い敷地では、フェンスの設置が不審者侵入の抑止力になるでしょう。クローズドガーデンでは、門扉にインターホンやポストを設置するケースが多く、訪問者が簡単にドアの前まで来れないため、安心して玄関対応できるのもメリットです。フェンスは防犯だけでなく、ゴミや危険物の侵入を防ぐ役割も果たします。とくに小さな子どもがいる家庭では、エクステリア空間を安全な状態に保つことは大切です。
ただしフェンスを設置しても、犯罪を完全に防げるわけではありません。逆に、エクステリアが死角となり、道路からの見通しが悪くなる場合もあります。エクステリアの影響で死角が生じる場所には、カメラや音の鳴る砂利を設置して、防犯対策をしておきましょう。エクステリアの裏側にあたるエリアは、室内から確認しやすい位置にする、暗い場所にはセンサーライトを取り付けるなども有効な方法です。複数の対策を組み合わせれば、クローズドガーデンの安全性をさらに高められます。
公園やドッグランとして使える
エクステリアにクローズドガーデンを採用すると、敷地内をプライベートな公園のような空間に変えられます。フェンスがあることで、子どもや犬が外に飛び出してしまう心配がありません。リビングから庭が直接見えるエクステリア設計にしておけば、家のなかで家事をしながら子ども達を安心して遊ばせられます。芝生敷きの庭にしておけば、ペットの足腰への負担も少なく、子ども達も裸足で安全に遊び回れるでしょう。人工芝を選べば手入れの手間を軽減できますし、エクステリアとしてウッドデッキを設置して、親がやすらぐスペースを作るのもよいアイデアです。エクステリア空間内に庭を確保できない場合でも、駐車場や玄関前のアプローチを囲えば、ドッグランとして使用できます。リードなしで犬を放せるのは、愛犬家にとって大きなメリットです。
独立空間として便利に使えるクローズドガーデンですが、敷地内から外へ出るときには注意が必要になります。門扉の両脇に高いエクステリアがあると、道路へ出る際に死角ができる可能性があるでしょう。エクステリアの高さを調整すれば、クローズドガーデンのメリットをいかしつつ、安全性も確保できます。
個性的な庭を作れる
外構の前面に設置されるエクステリアは、デザイン面で非常に重要な部分です。エクステリアの素材選びによって、和風や洋風、ナチュラルやモダンな雰囲気など印象が大きく変わるため、デザインの方向性をはっきりさせておきましょう。フェンスだけではやや寂しい印象になるため、所々に植栽を取り入れて自然の明るさを加えると、全体のバランスが整います。外構全体の素材や形状を揃えることも、統一感のあるエクステリアデザインに仕上げるためのポイントです。門扉からアプローチを経て玄関ドアに続く作りであれば、両者の色や素材を合わせれば、エクステリア空間全体につながりが生じやすくなります。
駐車場も含めて敷地を囲む場合には、伸縮性のあるゲートやゲート付きのカーポートを設置するのがおすすめです。カーゲートを電動にすると、車内から開閉できるため利便性が増します。また、シャッター式のゲートを導入すれば、高い壁のあるクローズドガーデンになるため、エクステリア全体に高級感が生まれるでしょう。
クローズドガーデンを選ぶ際のポイント
クローズドガーデンは魅力的なエクステリアデザインですが、選ぶときにまず注意したいのは閉塞感の問題です。プライベート空間が作れる一方で、高さのあるエクステリアは圧迫感を感じさせ、敷地が狭いと閉鎖的に感じることもあります。たとえば、枕木材を使って目線が通る部分を作る、半透明のアクリルフェンスを取り入れるなどの方法が、エクステリアによる圧迫感を減らすのに効果的です。お風呂やトイレなどのプライベートな空間以外は、植栽を使って自然な目隠しを作るのもよいアイデアでしょう。
近隣からの目線を気にせず過ごせるクローズドガーデンですが、エクステリアで庭を覆い隠してしまうと、隣人との交流を必要以上に避けているような印象を与えるかもしれません。印象を悪くしないためには、日々の挨拶をしっかり行うなど、適切な配慮が必要です。また、エクステリアの設置によって、隣家の日当たりや景観に影響を与えないよう注意しましょう。大きな木を植えると、落ち葉が隣に入ってしまう可能性もあるため、事前に一言声をかけるなどの心遣いが大切です。近隣の環境にも配慮しながら、専門家と相談しつつエクステリア設計を進めるのが最善の方法といえます。
クローズドガーデンは自由度の高いエクステリアデザインである一方、コストが高くなりやすいこともおさえておきたい点です。デザインと費用のバランスを考え、事前の綿密な計画が大事になります。クローズドガーデンは、設置するエクステリアが多い分メンテナンスの手間や追加費用も発生するため、長期的に維持しやすいデザインを選ぶのが大切です。
おしゃれなクローズドガーデンのデザイン例
クローズドガーデンを和風に仕上げたい場合、たて格子を使ったエクステリアデザインを採用すると、風通しを保ちやすくなります。外壁を塗り壁にすると、エクステリアに重厚感が出ますが、閉ざされた印象になりがちです。少し高めのたて格子を設置すれば目隠しになり、黒や茶色など落ち着いた色を使うとモダンな印象に仕上がるでしょう。当社は植栽の知識も豊富で、和の雰囲気によく合う樹木やシンボルツリーのご提案が可能です。
リゾート感を出したい場合は、穴が開いて風が通りやすくなっている飾りブロックを導入すれば、一気に雰囲気を変えられます。ヤシやソテツなどの南国を思わせる樹木は、初心者でも扱いやすいエクステリアです。植栽の下に丸くて大きなゴロタ石を配置すると、おしゃれさをプラスできます。また最近人気を集めているエクステリアが、メッシュの格子籠に明るめの石を詰めたガビオンです。門柱やフェンスとして使われており、石の種類によって印象が大きく変わります。塗り壁よりもラフで、個性的な印象を与えられるエクステリアといえるでしょう。
アイストップデザインでは、石を活用したおしゃれなエクステリアデザインをご提案しています。たとえば、玄関アプローチに乱形の天然石を敷き詰めるエクステリアデザインは、高級感を演出できる人気の設計です。植栽の下には外構に合わせたカラーの天然石を積むことで、樹木や花壇を引き立てる効果があります。クローズドガーデンの詳しい施工事例を知りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ
クローズドガーデンをエクステリアとして採用すれば、プライベートエリアをしっかり保ったやすらぎの居住空間を実現できます。理想の外構スタイルに合わせてフェンスや門扉を選ぶことで、オリジナル要素の強いエクステリア空間を作れるでしょう。近隣への配慮や閉塞感がでないよう工夫を凝らすことで、より快適な庭に仕上がります。クローズドガーデンを導入して、プライバシーが確保された自分好みのエクステリア空間を手に入れましょう。