エクステリアで機能性に優れたおしゃれな門柱を取りいれるポイント

門柱は玄関部分に設置するエクステリアで、家の顔ともなる大切な外構部分です。おしゃれなデザインを取り入れて、玄関周りをきれいにしておくことで、家の印象がグッと良くなります。家の外観と雰囲気を合わせつつ、ポストや宅配ボックスなどの機能を集約することがおしゃれで利便性の高いエクステリアを作る秘訣です。この記事では、機能性の高い門柱の魅力や、おしゃれなエクステリアを導入するためのポイントについてご紹介します。
門柱のもつ役割
門柱は、道路と家の境界として設置されるエクステリアです。玄関前や敷地の入口にあることで、家の外観を整えるだけでなく、目隠しにもなります。プライバシーの保護にも役立つエクステリアで、防犯面でも重要な役割を果たす設備です。一般的に門柱というと柱状のタイプを指しますが、壁状のものもあります。柱状の門柱はコンパクトなので、玄関部分だけではなく、スペースが限られている扉の前にも設置しやすいエクステリアです。最近では、機能性門柱と呼ばれる、表札やインターホン、ポストが一体となったデザインが主流となっています。利便性の高いエクステリアで、既製品でもおしゃれなデザインが多く販売されているため、自分の好みに合わせて選ぶことが可能です。
一方、壁状の門柱は敷地に入ってすぐの玄関部分に設置されます。柱状のものに比べて重厚感があり、存在感のあるエクステリアです。素材や仕上げ方にこだわれば個性を出せますが、設置にはある程度のスペースが必要になります。また壁と一緒に扉をつければ、より防犯性を高められるでしょう。門柱は単なる境界線ではなく、家の印象を決める重要なエクステリアです。デザインや機能性によって、家のイメージや快適さが大きく変化します。
機能性でみる門柱の魅力
門柱は、玄関周りのさまざまな機能をひとつにまとめることで、見た目をすっきりさせ、スペースを節約できるエクステリアです。表札やポストなどを個別に選ぶ必要がないため、時間とコストの節約にもなります。おしゃれな既製品を利用すれば、短時間で設置が完了し、玄関周りの設備を一気に整えられる手軽さも魅力です。
たとえば、門柱にインターホンを設置すれば、訪問者が敷地内に入る前に対応できるため、防犯面での安心感が高まります。玄関のドア付近にインターホンを設置するよりも、プライバシーが守られるでしょう。また、宅配ボックスを組み込んだ門柱も人気のエクステリアです。共働き世帯や日中不在の家庭にとって、宅配ボックスは必要な設備といえるでしょう。大きさの種類も豊富にあり、スマートフォンを使って遠隔操作でロックを解除できるタイプであれば、ボックスが一杯でも荷物を受け取れます。さらに、発送機能や自動で印鑑を押してくれる機能を持つ宅配ボックスもあり、宅配業者との荷物のやり取りがよりスムーズになります。機能性の高いエクステリアを設置することで、家の外観をおしゃれに保ちつつ、日常をより便利に過ごせるでしょう。
おしゃれな門柱作りのポイント
おしゃれな門柱を作るには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。家の雰囲気に合うようなデザインや素材を取り入れて、門柱に導入するパーツ部分にもこだわることが大切です。事前に作りたいイメージを考えておけば、おしゃれで用途に合ったエクステリアが実現できるでしょう。
家の雰囲気と合わせる
門柱を家の外観と統一させることは、住まい全体の雰囲気をすっきりさせるために重要なポイントです。門柱は正面部分に設置するエクステリアであるため、デザインや素材が家の外構と合わない場合、全体から浮いた印象になる可能性があります。また庭やカーポートなど、ほかのエクステリアとも雰囲気を合わせることも大切なポイントです。
たとえば、外壁が塗り壁の場合は、門柱にも同じ素材を使いつつ、タイルでアクセントをつけるとおしゃれな印象のエクステリアに仕上がります。外壁のデザインに凸凹や曲線がある場合は、それに合わせてデザインを考えるといいでしょう。洋風や和風、モダンなどさまざまなエクステリアデザインがあるため、家全体とのまとまりを考えながら選ぶ必要があります。
エクステリアの色選びも重要なポイントです。ブラックやグレー、ホワイトがよく選ばれるカラーで、家の雰囲気を落ち着かせつつモダンに見せる効果があります。木目調のデザインは自然で温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を求める場合に最適のエクステリアです。最近では、自然な色合いで飽きが来にくいグレーやベージュも人気のおしゃれカラーです。汚れも目立ちにくいため、風や雨にさらされるエクステリアには適した色味といえるでしょう。
また、家の外壁がシンプルな場合は、門柱の色だけを変えてアクセントにするのもひとつの方法です。差し色として明るい色を入れれば、メリハリができ、シンプルな空間のなかにポイントが生まれます。ただし色選びは難しい場合もあるので、プロのアドバイスを受けることで、自然でおしゃれなエクステリアに仕上げられるでしょう。
それぞれの機能のデザインにこだわる
境界としてだけでなく、玄関周りの設備が集約されている門柱は、各機能のデザインにこだわることでおしゃれなエクステリアに仕上がります。正面に設置される表札は、ステンレス製を使うと高級感がでます。ステンレス製の表札は、耐久性が高く、さびにくいことも特徴のひとつです。四角いタイプだけでなく、名前を切り抜いたものや筆記体を取り入れたものも選択できます。焼き物や天然石を使ったタイル調の表札を使えば、ナチュラルな雰囲気やアンティーク感を演出できるでしょう。またガラスアクリルの表札は、文字やデザインが浮き上がるように見えるため、立体的な仕上がりになります。
ポストも欠かせない機能のひとつで、サビに強いステンレスやアルミ製が一般的です。丸みのあるデザインのポストを選ぶとやわらかく親しみやすい印象のエクステリアになり、角ばったデザインはモダンな雰囲気を演出します。エクステリアにまとまりを持たせるには、門柱と同系色のポストを設置するのがポイントです。一方で、赤や黄色など明るくポップなカラーを取り入れると、元気で活気のある印象の玄関が完成します。
照明の工夫も、おしゃれなエクステリア空間を作る上で重要です。門柱全体を下から照らすように照明を設置すると、夜間帯に幻想的な雰囲気を作れます。表札の上に傘付きライトをつけるのも、エクステリアのおしゃれなアイデアです。さらに、人感センサー付き照明を選べば、夜間の防犯対策にもなります。
使用する素材にこだわる
門柱の素材や積み方を工夫することで、家の外観やエクステリアの印象は大きく変化します。根強い人気があるのは、コンクリートを使った打ちっぱなしのエクステリアです。コンクリートは形状を自由にデザインでき、カラーバリエーションも豊富なので、家の外観や好みに合わせたおしゃれなデザインを実現できます。コンクリートだけではシンプルすぎると感じる場合は、色味のあるタイルを貼れば、エクステリアのオリジナリティを高められるでしょう。
エクステリアに重厚感を求める場合は、レンガやブロックを積む方法もあります。レンガは洋風の雰囲気を演出でき、上部をアーチ型にしたデザインも人気です。レンガの内部が抜けている花ブロックを使えば、リゾート感のあるエクステリアを作れます。花ブロックは、沖縄などでよく見られる装飾ブロックで、風が心地よく抜けるため、海沿いの住宅にも適した素材です。
温かみのある印象を求めるなら、木材を使った門柱がエクステリアの選択肢として挙げられます。ウッド調の家にぴったりですが、木材は劣化しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。人工木材やアルミに木目調の装飾を施したものを使用すれば、長くきれいな状態を保てます。横に木の柱を何本か添えて、エクステリアのデザイン性を高めるのもおしゃれなアイデアです。
敷地のスペースが限られている場合は、門柱の下部にガーデニングスペースを設ければ、自然を取り入れたさわやかな雰囲気のエクステリアを作り出せます。季節の花や低木を植えて緑を取り入れることで、広い庭がなくてもガーデニングを楽しめるのが魅力です。
スタイリッシュに整える
デザインや色味も重要ですが、玄関周りをすっきりと見せるのも、おしゃれなエクステリアを作る上で重要なポイントです。柱や壁にポストや宅配ボックス、インターホンを埋め込む構造にすれば、見た目がスタイリッシュなエクステリアになります。正面から見た際に大きな箱が目立つことがなくなるため、玄関全体がすっきりとした仕上がりになるでしょう。
土地のスペースが限られている場合は、柱タイプが便利ですが、導入できるボックスのサイズが限定されます。大きいサイズの荷物をよく受け取るのであれば、広めのスペースを確保できる壁タイプの門柱がおすすめです。重厚感のある壁タイプが自分の住宅に合わないと感じるときは、フレームタイプのエクステリアも選択肢のひとつです。フレームに表札部分やボックスを埋め込めば、軽い印象を与えつつ機能面も充実させられます。下に小さなトレーをつけて、オブジェや小さな観葉植物を置けば、エクステリアをおしゃれに彩ることも可能です。ライトを置くことで足元を照らし、安全性も確保できます。工夫次第で、限られたスペースでもおもてなし空間を備えたおしゃれなエクステリアを導入できるでしょう。
門柱設置をエクステリア業者に依頼するポイント
門柱は家の顔となる大切なエクステリアであり、デザインやカラーは、家全体の第一印象を左右する重要な要素です。便利な既製品も数多く販売されており、カラーを選ぶだけで簡単に設置できるものもあります。ですが、選択肢が豊富にあるため、家の外構やほかのエクステリアに最適な商品を選ぶのは難しい場合もあるでしょう。設置後にカラーや素材がイメージと異なっていたという事態を避けるためにも、プロの助言が役立ちます。
エクステリア業者に相談することで、自分たちの思い描いているイメージに合った商品を紹介してもらえます。最近では、水道やコンセントを備えた機能的なエクステリアもあり、用途に応じた門柱作りの相談が可能です。プロの知識と経験を活用すれば、オリジナルのデザインや既製品では実現できないようなおしゃれなイメージも実現できます。
ただし、エクステリア業者によってデザイン力や機能性など、強みとする部分が異なるため、自分たちの要望に合った業者を選ぶことが大切です。過去の施工事例を提示してもらうことで、業者のセンスやスキルを具体的に確認できるでしょう。エクステリアの事例を確認することで、自分たちのイメージが実現可能かどうか、その業者が信頼できるかを判断しやすくなります。
まとめ
門柱はただの外構ではなく、さまざまな機能をつけることによって、おしゃれさを保ちつつ暮らしを便利にしてくれるエクステリアです。各パーツのデザインや素材にこだわることで、自分たち好みのおしゃれなエクステリアに仕上げられるでしょう。アイストップデザインでは、一般的な塗り壁やブロック積みの門柱のほか、ガビオンを使ったおしゃれなエクステリアまで、豊富な施工経験があります。おしゃれな門柱作りがしたいという方は、気軽にお問い合わせください。