ガレージは、車の保管庫だけではなく、趣味のスペースや静かに過ごせる隠れ家のような空間として人気を集めています。シャッターなどの外装部分からこだわることで、オリジナルのガレージを作れるのが魅力です。外装だけでなく、好みに合わせた素材やおしゃれな装飾品を内装に取り入れることも、空間づくりの大切なポイントになるでしょう。この記事では、ガレージの種類やおしゃれに仕上げるポイント、実用性のある収納アイデアをご紹介します。

ガレージの種類は住居一体型か独立型

ガレージは、車やバイクの保管スペースとして使用される場所です。四方が壁で囲まれているため、屋根だけのカーポートとは異なり、風雨から車を守ってくれます。車をガレージ内に収納しておけば、外装の劣化がおさえられ、鍵付きなので防犯面も安心です。雪の多い富山県では、ガレージを持つことにより、冬にエンジンが冷えて始動しにくくなる状況を避けられます。

ガレージの種類は、家の1階部分を利用して作られるビルトイン型と、住居と別の場所に設置する独立型の2つです。ビルトイン型は、住居の一部をガレージにするため、土地スペースが限られている都会でも導入しやすいタイプといえます。天候が優れないときでも濡れずに車から荷物を運べるため、雨の日が多い富山県には適したタイプでしょう。ガレージのデザインによっては、家のなかから車を眺められるため、車好きには魅力的な設計です。ただし、1階部分のスペースが減るため、3階建てにするなど家の間取りを工夫する必要があります。ガレージからの排気ガスが家に入らないように換気設備を整え、音が響かないための防音対策が大切です。

一方、独立型ガレージは住宅から離れているため、土地に余裕がある場合やリフォームとして後付けで設置されるケースが多い設備です。車を出し入れしやすいように、ガレージの前面にもスペースを確保しておく必要があるため、広い土地が必要になります。新たに家を建てるような感覚になり、ガレージの外観や内装をおしゃれにこだわれるのは魅力です。機能も充実しているものが多く、自動シャッターを取り付ければ、スムーズに車をガレージ内に収納できます。別棟なので住宅への音の影響は少ないですが、周辺の家との距離も考えながら静音設計にするなどの工夫が必要になるでしょう。また積雪量の多い富山県では、雪に耐えられる強度を確保することも大切なポイントです。

ガレージのおしゃれな使い方

車好きの人であれば、メンテナンスのスペースを広めに設けることで、好きな作業に集中できるおしゃれなガレージを作れます。最近では、ガレージを車の保管だけでなく、趣味を楽しむ空間や多目的スペースとして活用する人も増えています。たとえばDIY好きの人であれば、作業台を設置することでガレージ内で自由に作業を行えるでしょう。防音設備を施しておけば、音の気になる電気工具も使いやすくなります。運動好きの人であればプライベートスタジオとして、ヨガや筋トレを行いジム代わりに利用できます。

とくに趣味がない場合でも、おしゃれなシアタールームを作り、家族の憩いの場として使うのも良いアイデアです。ガレージは子ども達の遊び場にもなり、防水設備を整えておけばプール遊びも行えます。食事を楽しむ場所として、家族や友人と過ごすリラックススペースにもできるでしょう。家で仕事をしている人であれば、テーブルを置いて日中はオフィススペースにするのもおすすめです。普段とは異なる環境で仕事をすれば、新しいアイデアが生まれる可能性もあります。ガレージは工夫次第で、おしゃれで機能的な空間に変化します。車の保管庫としてだけでなく、生活の質を高めてくれる隠れ家的な空間として注目されている設備です。

おしゃれなガレージに仕上げるポイント

おしゃれなガレージを作るためには、外装と内装の統一感を持たせることが大切です。シャッターの素材や色、内装の雰囲気を工夫すればおしゃれなプライベート空間を作り出せます。照明や装飾品を徐々に増やしていけるような内装にすれば、ガレージづくりを長く楽しめるのも魅力です。

シャッターの色や素材を工夫する

ビルトインガレージでは、住居の色や雰囲気と合わせた外観にすることで統一感が生まれるでしょう。一方で独立型のガレージは、住居と異なるデザインを楽しめるため、好みに合わせて外観をおしゃれにアレンジできます。

ガレージの顔でもあるシャッターの色や素材は、おしゃれに仕上げるための重要な要素になります。シャッターに使われる主な素材は、スチールやアルミです。スチール製のシャッターは強度が高く、価格がリーズナブルであるため、費用をおさえたい場合におすすめです。一方でアルミ製のシャッターは、軽くて操作しやすく、スチールと比べるとさびにくい性質があります。雨が多いことに加え、潮風の影響を受けやすい地域を持つ富山県には最適の素材です。

カラーバリエーションが豊富であることも、アルミ製シャッターの特徴です。定番色はシルバーやグレーですが、黒や濃い青を使うと高級感が増します。深い赤や緑など配色もあり、ポップな雰囲気も作り出せます。色を使うと個性的でおしゃれなガレージを作れますが、変色や汚れが目立つ場合もあるため、リスクも考えながらカラーを選びましょう。

さらにデザイン性を重視する場合は、ウッド調やガラス製のシャッターも選択肢のひとつです。ウッド調のシャッターにすると、自然で温かみのある雰囲気になるでしょう。ガラスシャッターは透明にしてガレージの内部を見せれば、お店のようなディスプレイ感を演出できます。防犯面で気になる場合は、ガラスを半透明にすれば、光をほどよく取り入れつつ開放感のある空間になります。

好みに合わせた内装素材を選ぶ

車の整備やDIYを趣味にしている場合、工場のような空間を作りだせるおしゃれなインダストリアルスタイルがおすすめです。ガレージの壁をコンクリート打ちっぱなしにして、配管を見せる設計にすれば、力強くて男性的な雰囲気になります。鉄やスチールなどの金属素材をそのままいかせるため、クールなイメージのガレージに仕上がります。金属素材以外にも、レンガ調のリメイクシートを使えば、費用をおさえつつレトロ感のある空間を作れるでしょう。

温かみのある雰囲気を求めているなら、木を基調としたデザインがぴったりです。木材を使用すれば自然を近くに感じられますし、アクセントとして植物を置くのもおしゃれなアイデアです。木材は濃いめのブラウンにすると、カフェのような落ち着いたスペースになります。無垢材やベージュ系の木材を使えば、おしゃれな西海岸風になり、デザイン性が高まります。木材だけではなく、レンガやタイルなど違う素材と組み合わせることも、ガレージをおしゃれに彩るためのポイントです。

マリンスポーツが趣味の人や、ガレージで水を使う機会が多い家庭では内装の防水対策も重要です。雨の日が多い富山県では、湿気に強い天然木の使用や換気設備の導入などの湿気対策も必須となります。コンクリート打ちっぱなしの壁は結露も生じやすいため、窓や換気扇を設置して対策を取ることで、快適で長持ちする空間に仕上がるでしょう。

おしゃれな照明や装飾品を飾りつける

おしゃれなガレージ空間を作るには、照明が重要な役割を果たします。内観をすっきりとした印象に仕上げたいなら、天井に埋め込むダウンライトがおすすめです。光が広がりやすい広拡散型を選べば、ガレージ全体を均一に明るく保てます。愛車をディスプレイしておしゃれに目立たせたい場合は、スポットライトが効果的でしょう。首振り機能付きなら角度を自由に調整でき、作業中の手元を照らすのにも便利です。

ガレージの壁から飛び出すように取り付けるブラケットライトもおしゃれな選択肢です。電球の周りがガラスで覆われているタイプは、レトロさもあり、海外の街並みのような雰囲気を再現できます。また、ガレージの天井から吊るすペンダントライトも魅力的です。金属加工されたものはアンティーク感を持っていて、複数の電球がついているタイプなら明るさも十分です。ブラケットライトやペンダントライトは、電球部分が壁から離れているため、車に当たらない位置に取り付けましょう。

壁の装飾も、おしゃれなガレージづくりには欠かせないポイントです。たとえば、ポスターやブリキの看板を飾れば、アメリカンな雰囲気をだせます。時間をかけてガレージ内に好きな装飾品を増やしていくことで、空間づくりを長く楽しめます。作業台やテーブルを木箱やワイン樽で作るのも、おしゃれなアイデアです。家具や装飾にも細かい工夫を凝らせば、ガレージが自分好みで落ち着く場所になるでしょう。

ガレージ内のおしゃれな収納アイデア

ガレージ内は、車の収納だけでなく、趣味のアイテムを置くスペースとしても活用できます。収納方法を少し工夫するだけで、おしゃれで過ごしやすいガレージが完成します。たとえば、木片と接着剤を混ぜて作られたOSB合板を壁に設置すれば、壁面収納が可能です。フックを取り付ければ、工具を整理して吊り下げられ、おしゃれなインテリアにもなります。壁面に棚を設置することで、必要なアイテムをすぐ手が届く位置に収納できます。ガレージ内に工具を置くための棚も不要になるため、床面積を広く使えるのも嬉しいポイントです。

海と山に囲まれた富山県では、アウトドアを趣味とする人も多いでしょう。キャンプ用品や釣り具、サーフボードなども壁面に飾っておけば、大きくてかさばるアイテムをおしゃれに収納できます。
雑貨や趣味のものをディスプレイして、見せる収納にすることも可能です。お気に入りのミニカーやフィギュアを、クリアケースや格子状の棚に並べれば、趣味のものに囲まれた自分だけの特別なガレージを作れます。

おしゃれなオープンシェルフを置けば、季節外のアイテムの収納にも便利です。ただし無造作に収納すると、棚のなかが汚くなりがちなので、おしゃれなボックスを使って隠す収納を行いましょう。すっきりした印象にするためにも、統一したデザインのボックスを使うようにしてください。見せる収納と隠す収納を上手に組み合わせれば、ガレージ内の整理整頓がしやすく、常に美しい空間を保てます。

まとめ

車の保有率が高い富山県では、ガレージを設置することで愛車を長く綺麗に保管できます。ガレージは外装や内装を工夫すれば、自分好みのおしゃれな空間に仕上げられます。趣味のスペースや、家族や友人とのリラックススペースとして使用するのもおすすめです。アイストップデザインでは、お客さまの要望にあったおしゃれなデザイン案をご提案し、理想のガレージ探しをお手伝いします。オリジナルのガレージを作って、毎日のおうち時間を充実させませんか。